ロケーションが最高の南の島(写真提供:Photo AC)

子どもがもうすぐ独立、このまま独身で生きようかと考えている、親がそろそろ要介護、定年退職が見えてきた、…など、人生のセカンドステージを迎える時期だからこそ、住まいの観点から新しい生き方を考えてみませんか。小さな家・二拠点生活・古民家・空き家活用など、時代に合った「住まい方」に挑戦した、50代以降の女性達を多数紹介した書籍「人気建築家と考える50代からの家」より一部を抜粋して紹介します。

第二の人生、最高の住まいを手に入れるには?

リタイアしたらいろいろなものから解放されて身軽になる。

全力疾走していた若い頃に身に着けていた鎧(よろい)をそっと脱ぎ、自分の心に素直に従う生活を始めたいと思っている方も多いと思う。

例えば「愛する人と二人きりの生活を好きな場所で満喫する」「愛犬、愛猫と穏やかに暮らす」「人生の苦楽をともにした愛車をかわいがる」といったふうに。

社会人時代には守るものも多かったので、どうしてもディフェンス力ばかりが育ってしまっていた。

「これがあるからできない」「いつか機会があればやろう」、こんなネガティブワードばかりが心を支配していた。

リタイアした今、改めて心に問うてみる。すると、やっかいなことが結構取り払えているのではないだろうか?

であれば「こうすればやれる!」「じゃあ、行こう!」と心の中で唱えて、紙に書いて壁に貼って行動してみる。

これこそ人生のB面の始まりである。その中には新居を建ててみるとか、住み替えるという選択肢もあるだろう。