(写真提供:Photo AC)
解剖学者の養老孟司先生は2020年に心筋梗塞、2024年には小細胞肺がんを罹いました。抗がん剤と放射線治療により一度は回復したものの、2025年3月には再発がんが見つかり、現在も治療を続けています。今回はそんな養老先生と、その教え子で東大病院放射線科医師の中川恵一先生による共著『病気と折り合う芸がいる』から一部を抜粋し、養老先生へのインタビューをお届けします。

すべてのことはつながりがある

がんになると「どうして俺が?」という気持ちになる人が多いそうです。

僕の主治医の1人である中川恵一さんも、ご自身に膀胱がんが見つかったとき、そんな気持ちになったと言っていました。

がんだけでなく、自分の身に起こっていることは、ひもがつながっているように理由があります。

わらしべ長者じゃないですけど、すべてのことはつながりがあって、今の結果になっているわけです。