<ランチコース3500円>
一口食前茶、前菜のよだれ鶏、菜の花・百合根・生湯葉の腐乳和え、カンパチのねぎ山椒ソース、むかごの金砂炒め。四川産トリュフワンタンのスープ、蓮根と牛ミンチ入りパンケーキ。麻婆豆腐にはご飯が付く。食後は、苺ミルクのかき氷でさっぱり
デートや家族・友人とのお祝いに、自分へのごほうびに。ちょっと贅沢したいランチにおすすめのお店を、食の専門家たちが紹介する連載『ごほうびランチ』。今回紹介するお店は、兵庫・芦屋にある四川料理店「四川唐門」です。(撮影:福森クニヒロ)

四川の麻辣を楽しむ至福のコース

閑静な住宅地として知られる芦屋で見つけた、本格四川料理のレストラン「四川唐門」。「本場の味に穏やかな辛さや、辛くない料理を織り交ぜているので、コース全体を通して香りの広がりや味の抑揚をお楽しみいただけます」と、食べやすさに心を配る唐澤修平シェフ。

視察と仕入れのために年2回訪れる四川省で調達した香辛料を軸に、「麻(花椒の辛さ)」と「辣(唐辛子の辛さ)」を巧みに使い分け、時には現地での体験から着想を得た料理を供するなど、オリジナリティにも満ちている。

 

昼のメインは、麻婆豆腐など6種類から選べる。発酵唐辛子を用いた「豚ヒレ肉の重慶式酢豚」(+200円)は、コクのある甘辛の味と、発酵唐辛子ならではの複雑な香りで味わい豊か。ほかに、「あっさり鶏そば」、汁なしか汁ありの「担々麺」、「フカヒレ土鍋ご飯」(+3000円)がある。前菜、スープ、デザートは季節や月で内容が替わる

 

この日のランチの前菜4種は、定番のよだれ鶏以外は、旬の魚介や野菜などの国産食材を積極的に取り入れ、四川の手法で季節ごとの味を楽しませてくれる。優しい味付けのトリュフワンタンのスープに続く、四川省成都で流行中のパンケーキ「ダンホンガオ」は甘い生地とピリ辛の具のバランスが絶妙。

メインの麻婆豆腐は痺れる辛さに深いコクと香りで存在感を際立たせ、その刺激を苺ミルク味のかき氷がしっかりとリセット。四川料理の醍醐味と、おいしさの余韻がいつまでも続く。

 

「四川唐門」店内写真
四川唐門(しせんとうもん)(兵庫・芦屋/四川料理)
●住所:兵庫県芦屋市打出小槌町6-9
●電話:0797・69・8808
●営業時間:昼/12:00~14:30(L.O.13:00)、夜/18:00~22:00(L.O.20:00) 火曜・水曜休、不定休あり
●メニュー:昼/コース3500円 夜/ディナーコース8800円、フカヒレコース1万3200円、特別コース1万5400円。要予約
●アクセス:阪神本線打出駅より徒歩4分、JR神戸線芦屋駅より徒歩10分
●公式サイト:https://www.shisentoumon.com/
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