コースごとに回数や時間、強度は違う。1年通して参加すると、筋力向上も実感しやすい(撮影:本社・武田裕介)
気をつけていても起こってしまう《うっかり転倒》。万全を期すために、杖や靴の選び方を知っておいてもいいかもしれません。最近は自治体の主催する予防教室なるものも……。骨折経験のあるライターが専門家を訪ねました(撮影:本社・武田裕介)

「転びにくい靴選び」よりつづく

「若手だから大丈夫」と思いきや……

「動きやすい服装で」と編集部から指令を受けて訪れたのは、文京スポーツセンター。文京区では65歳以上の区民を対象に7ヵ所の施設で「Let’s Keep 転ばない身体! 転倒骨折予防教室」を開いており、そちらにお邪魔させてもらったのだ。

ストレッチや筋力トレーニングを通じて、転ばない身体づくりを目指すという1年間の講座。今回お邪魔したのは毎週月曜日の午前、45分制で開かれているコースだった。

10時の開始に合わせて、参加者の皆さんが集まってくる。この日は年に3度目の体力測定の日。

握力、片足立ち、椅子からの立ち上がりの3種目で体力を測るほか、30秒間に何回だ液を飲み込めるかという嚥下のテスト、アンケート方式で食事や睡眠などの生活状況、心の変化などをチェックして、1年間の体操の効果を確かめるのだという。

体力測定があるため、運動の種類や量はいつもの半分程度とのこと。高齢者向け教室だし、もともと自分は65歳になったばかりの「若手」でもあるし、と甘く考えていたのだが、始まってみると意外にキツい。