(写真提供:Photo AC)
「指が痛くて包丁を持てない」「朝、指がこわばって動かしにくい」…こんな経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。神戸百年記念病院手外科センター長兼整形外科部長であり、手外科専門医の三戸一晃先生は「手指のトラブルをそのままにして酷使すると、腫れや変形、慢性的な痛みにつながり、日常生活に大きな支障をきたすことがあります」と語ります。そこで今回は三戸先生の著書『自力でできるヘバーデン結節のリセット法』より一部を抜粋してお届けします。

手指疾患対策の基本を守らずして治療は成立せず

次のクイズにお答えください。

Q:手指に痛みやしびれを感じたら、まずは何をすべきですか?

(1)運動療法をおこなう

(2)手術をする

(3)安静にする

私は、読者の全員が正解を選ぶと信じています。いえ、正解してくれないと困ります……。

正解は「(3)安静」です。原因が特定できている、いないにかかわらず、痛みやしびれがある場合は決して無理をせず、まずはできるだけ患部に負荷をかけないようにしてください。

運動療法は、痛みやしびれがある程度引いたあとにおこなう治療法であり、再発防止も目指した方法です。痛みやしびれがしっかりある状態で取り組むと、症状を悪化させる恐れがあります。

「初手」に選ぶのは絶対にやめましょう。

また、その痛みやしびれが「結果的に手術をしなければ治らなかった」というケースもあります。

手術は心身ともに大きな負担をかけますし、一定以上のお金も必要になります。あくまで、万策尽きたあとの最後の手段というふうにお考えください。

続いてはクイズではなく、みなさんにアンケートをとります。