仕事がつらい、周りから孤立している、何をやってもうまくいかない…そんな悩みを抱える方もいらっしゃるのではないでしょうか。「心が弱り切った時、疲れた魂を癒し再起の力を与えてくれる場所、それが神社」と語るのは、ヒーリングシンガーであり、島根県親善大使や出雲観光大使も務める深結さんです。今回は深結さんの著書『神社は心のクリニック しんどいあなたにオススメの癒しのご利益神社ガイド』(監修・西岡和彦・國學院大學神道文化学部教授)より一部を抜粋してお届けします。
自分の見た目が嫌い! コンプレックスが――そんなときは?
月水石神社(茨城県つくば市)/ 磐長姫命(いわながひめのみこと)
「鏡に映る自分の顔がどうしても好きになれない」
という咲良さんからご相談を受けました。自分の目の位置、鼻の形、肌の質感、そのすべてが世の中の理想から外れているように感じるのだそうです。
それどころか、外に出るたび、すべての女性が自分よりも美人に見えて、「なんで私だけこんな容姿に……」と苛立つ一方、誰かの視線が刺さるようで心が縮こまる。SNSの中で輝く人々と比べては、自分が価値のない存在のように思えてしまう。
「こんな顔だから、愛されない」――そんな“呪いの言葉”が心の奥で繰り返され、褒め言葉すら嘘のように聞こえる。
整形やメイクに頼っても、鏡の中の自分は、どこか遠い存在のまま。どれだけ変えても、心の深い場所では「私は美しくない」と囁く声が消えない――このようにご自身の容姿に苦しみ抜いた咲良さんは、「この葛藤から抜け出したい。どこかいい神社はありませんか?」と私に相談してきたのでした。
そんな彼女に私は、筑波山の南麓に鎮座する月水石(がっすいせき)神社をご紹介しました。というのも、「見た目ではなく、存在そのものに価値がある」と静かに語りかけてくれるこの神社なら、彼女の心を解き放つきっかけを与えてくれると思ったからです。
ではなぜ、そんな願いを私が抱いたのか、少しお話しましょう。