(撮影:林ひろし/写真提供:『83歳の私を支える家仕事』すばる舎)
福岡の郊外の家で、87歳の夫、58歳の息子と3人で暮らす83歳の多良久美子さん。4歳のときにかかった麻疹によって、最重度の知的障がい者となった息子さんは、平日は施設で暮らし、週末に家に帰ってきます。落ち込んだときも悲しいときも、とにかく手と足を動かしていたと話す久美子さん。そんな久美子さんが長年培ってきた「家の中を最高に楽しい場所にする」方法を綴った著書『83歳の私を支える家仕事』から、一部を抜粋して紹介します。

ちょっとした「先回り」で効率よく動いていく

今日することは、前日の夜にだいたい決めています。外出する予定がある日だけでなく、家にいる日でも、同じように考えます。

「明日はこれをしよう!」と思うとワクワクするし、「この順番でやると効率がいい」と計画しておくと、時間のムダがありません。計画を立てて動くのが好きなのです。

1日の区切りにしているのは、食事の時間です。朝食は7時、昼食は12時、夕食は6時としており、食事の後の午前、午後、夜に何をするか考えておきます。

 

朝は6時から6時半の間に起き、洗濯機を回しながら朝食の用意をします。7時に朝食をとったら洗濯物を干し、家中にざっと掃除機をかけて、トイレの掃除をします。庭の水やり、玄関や庭の掃除も。簡単な化粧も済ませます。

さらに、昼と夜の献立を考えて、肉を使う場合は冷蔵庫の冷凍室から冷蔵室に移動させて、解凍しておきます。献立といっても、前日が肉なら魚に、揚げ物だったら煮物に、野菜が少なかったら野菜を多めになど、同じものが続かないようにバランスよくと、簡単に考えるだけです。