「プレミアムパパ餃子ランチセット」1200円。製麺所に特注した厚めの皮は、パリッとして香ばしく、中はジューシー。岩塩とオリーブオイルのタレがおすすめ。2種類の豆板醬をブレンドしたソースがかかるよだれ鶏は、米麴でマリネした鶏むね肉のコンフィ。味噌汁には大原産の京野菜がたっぷり入り、ぬか漬けは自家製

 

愛娘のために作った餃子が始まり

ミシュランの星付きフレンチレストラン「MOTOI」のシェフ・前田元さんがプロデュースする、新感覚の餃子専門店。コロナ禍の自粛期間中に始めた餃子の通販が好評で、その旗艦店として2020年11月、京都の街中にオープンした。

「女性一人でも入りやすい雰囲気で、餃子もサイドメニューも安心、安全、美味しいにこだわって作りました」とシェフ。看板メニューの「プレミアムパパ餃子」は、仕事でなかなか一緒に過ごせない愛娘のために作った餃子が始まり。ニンニクを使わず、大好物の豚肉と海老、キャベツ、ニラ、パクチーに生姜を少々。愛情がいっぱい詰まった優しい味わいだ。他にニンニク入りの「モトイ餃子」、合いびき肉に豆豉を合わせた食べ応えのある「豆豉餃子」、鶏むねのひき肉にセロリとキャベツを加えたヘルシーな「セロリ餃子」があり、調味料はすべて無添加のもの。

 

レストランで12時間かけて仕込んだ七面鳥のスープで仕立てた「〆ポトフ」1350円。具の「セロリ餃子」と季節の野菜を味わった後、残ったスープにご飯を加えておじやに

 

ランチセットはご飯と味噌汁、よだれ鶏のコンフィのハーブサラダ、ぬか漬けが付いて思いのほか野菜が充実、栄養バランスも重視している。タレ用にオリーブオイルや岩塩も揃えてあり、スープ餃子とおじやをひと鍋で楽しめる「〆ポトフ」には七面鳥のスープを使用。フレンチと中華の相乗効果のおいしさに出合える。