立冬(11/8~11/21頃)<『二十四節気の暦使い暮らし - かんぽう歳時記』より>
「二十四節気」とは中国で誕生した旧暦(太陰太陽暦)で、1年を約15日ごとに24等分した季節の名称のこと。この連載ではその二十四節気に沿った過ごし方や備え方、旬の食材を、漢方コンサルタントの櫻井大典さんが紹介します。「二十四節気は不調を防ぎ、日々をより豊かに過ごすための“知恵”の結晶」と語る櫻井さん。今回紹介する季節は「立冬(11/8~11/21頃)」です。

立冬(りっとう) 11/8~11/21頃

紅葉が見ごろを迎え、体感的にはもっとも秋らしい時期ですが、暦の上では冬の始まり。

例年、木枯らし一号の吹く頃です。

亥(い)の月(11月)の亥の日にこたつを出すと火事にならないとされる「こたつ開き」の風習があります。

中医学では、冬はもっとも体調を崩しやすい時期とされますので、早寝遅起き、日光浴など、冬の養生を始めていきましょう。