恋愛に関して弱気になっている

はたと気づいた。

50歳手前のわたしは、ずいぶんと弱気になっている。頭でぐちゃぐちゃ考えている。頭で考えはじめるのはまずい傾向である。頭で考えるなんて、限界があるよ、考えてうまく行ってたら、恋愛迷子になってないもの。

「それがさ、時代に逆行してるようだけど、わたしは、なんか相手の苗字になる、みたいなことに憧れというか、安心感が、あるような気が」(撮影:本社 奥西義和)

わたしはパフェを注文した。

甘いものでも体内に入れて、忘れてしまおうではないか。

ともかく、わたしは、いま恋愛に関して、異常に弱気になっているということを認識できた。ガッカリ。

こんなわたしも、お声が全くかからないわけではない。そしてそのお相手はとても素敵な人なの、というときだってある。だけど、自分の気持ちが動かないと、どうしても優先順位が低くなってしまう。

えーと、次にお会いできますのは、そうですね、来年の半ばあたり、でしたら。いつだよ! って感じですよね。

しかしだ。これが自分が夢中になると、何があっても優先順位が1位になる。今日の午後なら空いてる! となってしまうわけだ。自分のこういうところ、面白いけど、やめたい。