「今のままの人間中心の日常がつづくと、多くの生き物の日常は維持できない。そのことに、ちゃんと気づくことが大切です」(撮影:本社◎奥西義和)

壊れやすい日常のありがたみ

飼い猫まるが亡くなったのは私が入院した年の12月21日です。18歳、人間なら90歳ぐらいの大往生ですが、まだ、ついまるを探してしまう。

今日みたいにあったかい日だと、ここに寝てるだろうな、と思ってしまいます。

日常を大切に、と言っている割には、下手をすると探し物で半日つぶしている。でも女房が探すとバカみたいにすんなり見つかる。日常的に家をよく見ているから、部屋の些細な違いにも気づくんでしょう。僕にはできません。これもバカの壁かもしれません。

だから、奥さんからは「日常を大切にするなら、私を大切にしなさい」って言われています(笑)。