筆者の関容子さん(左)と

 

出ていないのは歌舞伎と宝塚だけ!?

風間さんが大ブレークするのは82年。やはりつかこうへい原作の映画『蒲田行進曲』による。その翌年のテレビドラマ『スチュワーデス物語』で、その人気はいよいよ拡大していって。

――『蒲田行進曲』は、『熱海殺人事件』もそうですが、つかさんの代表作で、まず舞台でいろんな人が演じました。『蒲田~』の映画化では当初、売れっ子スターの銀ちゃんが松田優作で大部屋俳優のヤスが宇崎竜童という配役だった。

でも優作さんが断って、次に山城新伍&川谷拓三でいくとかいろいろ難航して、結局つかさんが僕と平田満を推してくれて決まったんです。これがヒットしてテレビドラマの『スチュワーデス物語』につながるんですが、人気者になりましたからね(笑)。

誘われるままに写真集出したり、レコード出したり、全国縦断コンサートツアーとか、売れっ子みたいな経験をしました。これもつかさんとの出会いがあったからなんですね。