朝ごはんを抜くより食べるほうが痩せやすいのです(写真提供:Photo AC)
2019年に実施された厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によると、週に1回以上、持ち帰りの弁当や惣菜を利用している20歳以上の男女の割合は、それぞれ40%以上だそう。ビバランスダイエット協会代表理事の齋藤好美さんは、忙しい主婦でも簡単に取り入れられる「コンビニ3品ダイエット」というダイエット食事法を考案しました。今回は、ダイエット法のなかから、「朝ごはん選びのコツ」を紹介していただきます。

朝ごはん選びのコツ(1)朝ごはんを食べて、体温アップ!

夜から朝にかけて、胃の中に何も食べたものが入っていない状態となり、私たちの体は、朝が一番体温が低い状態になります。

朝ごはんを食べないとカロリーが抑えられて痩せられるのでは? と思う方もいるかもしれませんが、朝ごはんを食べることで体温が上がり、その日の消費カロリーが増えるので、結果的には、朝ごはんを抜くより食べるほうが痩せやすいのです。

朝ごはんを食べることで、体温を上げて、血流をよくして代謝を上げましょう。胃に何か入れると腸も動き、お通じにも効果的です。

また、朝ごはんは、「1日がスタートするよ」ということを、体にも脳にもお知らせする大切な食事です。朝ごはんを食べて体温を上げれば、脳も目覚めて集中力も上がります。

・体温を上げる食事のコツ

(1)お味噌汁やスープを食べる
朝ごはんに温かい食べ物を選ぶのは、とってもおすすめ。お味噌汁やスープの他、ホットミルクやおかゆなどもいいですよ。

(2)スパイスを使う
スパイスには体温を上げる働きがあります。シナモンなら、コーヒーに入れたり、バナナにかけたりしてみて。また、サラダにコショウをかけるだけでも、簡単にスパイスを使えます。

(3)ネギ、玉ねぎ、ニラなどを選ぶ
ネギ、玉ねぎ、ニラといった野菜にも、体を温めてくれる効果があるので、お味噌汁やスープの具に選んでみて。