気候との闘い
歩き始めて2カ月くらい経過した頃。年齢のせいなのか低迷していた体力が徐々に戻ってきた。朝ごはんもおいしいし、よく眠れるようになってきたので、0時には布団に入るという健康生活へ突入している。最近受けた血液検査でも、少しだけ中性脂肪が減っていた。これは継続したいと思っているところに、次の問題がやってくる。
季節は春を迎え、最近のウォーキングの敵になっているのが気候だ。寒さは着膨れをすればしのげるけれど、春の花粉と暴風はなかなか滅入る。
暴風は命の危険もあるのであきらめるとして、花粉はマスクと薬でケアをしながら歩いている。本当は緑があるところで深呼吸したいけれど、今は自殺行為なので控えておく。そんな季節の移り代わりを感じているうちに、また今年も酷暑がやってくるだろう。暑さに負けて、歩く気力がなくなるのかもしれないと考える。
と、同時に自分がなんとか言い訳を考えてウォーキングをサボろうとする惰性人間だと気づく。冒頭でアドバイスをしてくれた、運動大好き友人は「習慣になるまで頑張れ」と言ったけど、辛いものはなかなか習慣にならないようだ。それでも歩き終わると気持ちが良いし、自分への罪悪感はなくなる。
だから今日も私はこの原稿を書き終えたら、シューズを履いて外へ向かうのだ。