「自己決定」は幸福度に影響する

こんな研究結果もあります。

2018年、神戸大学の西村和雄特命教授と同志社大学の八木匡教授が、「自己決定」が幸福度に大きな影響を与えるという研究結果を発表しました。

『老後ひとり暮らしの壁 身近に頼る人がいない人のための解決策』(著:山村秀炯/アスコム)

同研究では、健康と人間関係の次に自己決定が幸福度に影響し、所得や学歴の影響を上回るとされています。

老後のひとり暮らしでは、なんでも自分でやりたいと思っていても、徐々にできることは減っていきます。誰でも同じです。

それを受け入れて、早めに自分でどんどん決めていける人は、とてもスムーズにひとり暮らしの壁を越えられています。

自己決定のために必要なのは、選択肢を持つことと、タイミングを逸しないこと。