「『日々、ためす、楽しむ』。これこそが、若々しさの秘訣です」そう語るのは、著者累計1000万部を超えるベストセラー作家であり、長年高齢者医療の現場に携わる精神科医・和田秀樹先生。そんな和田先生の著書『60歳からはわたしらしく若返る: 一生、元気に美しく年を重ねられる365のヒント』から一部引用・再編集し、「脳・心・体に自信を持ち続けるために取り入れたいこと」を、当連載にてご提案します。今回のテーマは「夏の終わりに花火を楽しむ」です。
夏の終わりに花火を楽しむ
花火といえばどんなことを思い出しますか?
はしゃいで花火を持って走り回っていた近所の子、デートで行った花火大会、心臓に響いてくるような重低音、火薬の香り、友だちと並んで線香花火の火花を息を呑んで見つめたこと。
記憶を掘り起こすとそのときの映像、匂い、気持ちまで蘇ってきます。
それは脳の海馬が活性化した証です。