長年にわたり、誰にでもできる簡単でおいしいレシピや調理のアイデアを提案してきた、料理研究家の大庭英子さん。70代を迎えた大庭さんが、ひとり暮らしのシニアに向けて、ラクで楽しいひとりごはんを提案したレシピ本『71歳、ひとり暮らし。愉しい定食 さっと作ってゆったり味わう』より、ひとり定食の魅力についてご紹介します(取材・文/松原京子)
おかずは1~2品でOK
おかずは1〜2品でOK。皿数や品数にこだわることはありません。
肉や魚介、卵、大豆製品などのタンパク質、野菜やきのこ、フルーツなどのビタミン・ミネラル類、ご飯やパンなどの炭水化物。この3つがちゃんと入っていれば、皿数や品数にこだわることはありません。
主菜+副菜+ご飯でもいいし、具だくさんのスープ+パンでもいいし、ご飯の上におかずをのせたどんぶりもの1品でもいいんです。
それが定食?と思われるかもしれませんが、それも立派な定食。バランスがとれていれば、おなかも心も満足します。
お盆の上に自分が作った料理をセットして席につけば、ちょっと背筋が伸びて、食事の時間が愉しくなります。