独自の発展を遂げた<日本の陰陽道>

ただ、吉凶のことを語るのであれば、やっぱり陰陽道、陰陽師でしょう。

陰陽道は、古代の中国で生まれた思想をもとに、日本で独自の発展を遂げた呪術や占術の技術体系なんですね。

オリジナルは中国ですが、それを日本人が得意とする<魔改造>を施したモノ。

日本の陰陽道は、陰陽道と同時に伝わってきた道教の方術(仙人の神通力的なヤツです)に由来する方違(かたたがえ)、物忌(ものいみ)、反閇(へんばい。呪術的な足づかい、歩き方)などの呪術や、土地の吉凶に関する風水説や、医術の一種であった呪禁道なども取り入れ、独自の発展を遂げました。

なお密教の呪法や密教とともに新しく伝わった占星術(宿曜道)や占術の影響も受けています。

そう書くと、もう何でもありですね。