私がアニメソングを歌うときに大切にしているのは、まず「きちんとした美しい日本語」で歌うことです。そもそもアニメソングは子どもたちのために作られた歌なので、1度耳にしたら、子どもでもきちんと内容がわかるように、歌詞をはっきり歌うことが何よりも大切なんですね。

もうひとつ、その歌を歌った自分の年齢に戻って歌うこと。12歳のときに歌った歌は12歳に戻り、19歳のときに歌った歌は19歳の自分に戻って。それができるのも、アニメソングの歌詞は普遍的なものだから。

「愛」「友情」「勇気」など、年齢を超えて、どんな世代にも共通する前向きな人生哲学をシンプルな言葉でストレートに歌いあげていく。だからこそ、いくつになっても最初に歌ったときと同じ心境で歌うことができるんですね。

私もステージに上がると、たちまち10代の頃の自分に戻ります。ステージ衣装も、若いときと同じホットパンツにニーハイブーツで。このスタイルが私の戦闘服と言いますか、潔く脚を出すと、アニソン歌手としてたちまちスイッチが入るんですよ。

いくつになってもこの恰好でパワフルに歌えるように、日頃からウォーキングやフラダンスで体を鍛えています。体幹を鍛えるフラダンスは体のバランスがよくなるので、声が出やすくなるんですね。

体重も45~50㎏の間をキープするように。それ以上痩せても太っても、声が満足に出なくなってしまうので。

喉を守るために冷たい飲み物や炭酸飲料は極力口にせず、ステージドリンクはハチミツレモンをお湯割りで。一年中、寝るときはマスクをし、首にはショールを巻くようにしています。

2月に行う50周年記念コンサートでも、10代、20代の頃の私に戻り、おなじみのヒット曲を披露する予定です。衣装は、もちろんホットパンツ! 現在40~50代の方々が少年少女の頃の自分に戻り、拳を振り上げて一緒に歌えるステージを計画しています。

仕事や家庭生活にちょっぴり疲れているなと感じていたら、「あの頃の元気」をチャージするために、ぜひ聞きにきていただけたら嬉しいです。