(写真提供:Photo AC)
厚生労働省の「令和元年 国民健康・栄養調査」によると、1日の平均睡眠時間は6時間以上7時間未満の割合が最も高かったそう。そのようななか、「一般的な傾向はあくまでも<ヒント>であって、誰にとっても正しい<答え>ではない」と語るのは、高齢者医療の現場に長年携わる精神科医・和田秀樹先生です。そこで今回は、和田先生の新著『60歳からの脳と体が若返るワークブック 最高の健康法が見つかる108実験』から、自分に合う健康法を見つけるための実験を一部ご紹介します。

いろんな睡眠時間で眠ってみる

世の中の人たちの平均的な睡眠時間は8時間程度と言われていますが、体格や体質だけでなく、日中の活動レベルも内容もみな違うのですから、体のメンテナンスに要する睡眠時間は人によって異なるのが当たり前です。

6時間くらいでちょうどいい人が、無理に8時間寝ようとするとストレスになるし、時間の無駄だと言うこともできます。

そこで、5〜9時間くらいの間の睡眠時間を試してみて、どの睡眠時間のときが最もスッキリ起きられて、一日を快適に過ごせるかを比較してみる実験をしてみてください。