かくれ繊細さんが見逃さないこと
それに、おちおち「**で疲れた」などという話も人にできません。
なぜって、相手の反応に疲れるからです。
相手が自分の疲れ方に呆れているのではないかと考えて、また疲れるのです。
だから、そんなふうに呆れる人の態度を、かくれ繊細さんはとてもよく知っています。
人が呆れた時、顔の角度が少し上がります。
目は笑っているのに、目線は冷たくなります。目線の温度が下がるというのでしょうか。呼吸のペースも変わり、少しためらったような、困ったような表情や間合いが生まれることもあります。
こうした、非常に微妙な相手の反応を、かくれ繊細さんは見逃しません。
なぜなら、かくれ繊細さんは相手の反応を見ることで、周囲との調和を図り、自分を周りに馴染ませながら生き延びてきた人たちだからです。
とても疲れながら、人とコミュニケーションをとっているのです。