子どもだってご飯を作りたい!

子どもって、 食いしん坊で食べてばっかりいるイメージがありますが、 一方で作ってあげようと考えることもあるのじゃないかしら。

私の息子も、やっぱり7歳ぐらいだったかな、撮影の仕事を終えてもどってきて座りこんでいる私に、砂糖をたっぷり入れたアイスコーヒーをご馳走してくれました。

ガラスのグラスになみなみと入れたアイスコーヒーを、こぼさないように運んできた真剣な顔をよく覚えています。

もうそれだけで、母親の疲れは吹き飛んじゃいますよね。

(写真提供:Photo AC)

今まで私は、いろんな小学校で食育の授業を行ってきました。

そのなかで、電子レンジでご飯を炊いてもらいます。

浸水しなくてもおいしいご飯が炊けるんですよ。

それを受講したある男の子が、お母さんが風邪をひいたときに、弟と一緒に電子レンジでご飯を炊いてあげたんですって。

お母さんはとても喜んで、その顔を見た男の子は、次にサバのみそ煮(これも食育のレシピ)を作ったそうです。

お母さんから「とってもうれしかったです」というメールをいただきました。

もちろん、 お母さんが作るご飯を食べるのもいいけれど、 子どもだって作りたい。

一緒に作ったり、作ってあげて感謝をされたりするのも、子どもはうれしいのだと思います。