控除額を増やす裏ワザ
ただ、ちょっと不安なニュースも流れてきています。
それは、優遇措置の縮小が検討されていることです。まだ決定ではありませんが、改正されると、20年以上勤務した人や退職金が840万円以上の人に影響が出ると考えられます。
その裏ワザとして対応策(現在の制度でも使えます)を1点紹介しておきます。
それは、退職日を調整して控除額を増やすという方法です。
例えば、勤続期間38年ぴったりで退職した場合、勤続年数は38年となりますが、勤続期間38年と1日で退職した場合、勤続年数は39年となります。
つまり、退職日が1日違うだけで控除額が増えるのです。
勤務先との相談になりますが、大きな税金対策になるはずです。
会社員や公務員にとって、退職金は大切な資産です。ムダに税金を払うことなく有効に活用しましょう。
※本稿は、『もらう×増やす×出費を減らす 年金最大化生活』(アスコム)の一部を再編集したものです。
『もらう×増やす×出費を減らす 年金最大化生活』(著:社労士みなみ/アスコム)
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