早く対策できたらラッキー

発達障害の行動を一部持っているが診断はおりない。あるいは知能指数がIQ71〜84で、支援を必要とする場面が多いものの、支援制度が少ない状態の子ども。

彼らは「グレーゾーン」の子どもと呼ばれています。正式な診断名ではありませんが、園や学校では行動面で課題が大きく対応に悩んでしまうことも多く、相談が増えています。

グレーゾーンの子どもを見ると、大人としては、「たまたま発達が遅れているだけではないか?」「少ししたら追いつくのではないか?」と考えて、様子見としてしまうこともよくあります。

このような、初期対応については、反対に考えてみることをおすすめしています。

たとえば、「もう少し様子を見ましょう」ではなく、「グレーゾーンであれば、早めに見つかってよかったですね。よければ療育に参加してみませんか?

今のうちに発達を促せば、周囲に追いついてくるかもしれません」というように考えたほうが、将来のリスクを減らすことができます。