(写真提供:Photo AC)
50歳になり、「これからどうやって生きていこう…」「仕事や人生に疲れを感じている…」など、これからの人生に不安や焦りを感じている方もいるのではないでしょうか。エッセイストの松浦弥太郎さんは、50歳からの人生のコンセプトを「おもしろく、楽しく、好きなように」と決め、10歳の少年のように無邪気に生きることを理想としているそう。そこで今回は、松浦さんの著書『50歳からはこんなふうに』より、これからの人生をおもしろく・楽しく生きるためのヒントを一部ご紹介します。

自分の中にたまっている「埋蔵量」を意識する

人生の後編の物語を、まるで少年のように元気に楽しく歩いていくには、単にがむしゃらに進むというわけにはいきません。

放っておけばどうしたって体力は衰えてしまうものですし、時間も有限です。

だから、自然体でむりなく、自分の持ち味を発揮できるものを賢く選ぶことが大事なのだろうと、僕は気づきました。

ただでさえ、これからはAIと一緒に仕事をすると言われる時代です。

正確さや速さを求められるような仕事のほとんどはAIに任せるようになるでしょう。そんな時代の中で人が「自分の存在価値」を発見していくには、その人にしかできないことを活かしながら社会とつきあうという道筋を探すしかないのだろうな。でも、どうしたら「その人にしかできないこと」って見つかるのかな。

ぼんやりと考え続けていたらふと、思ったのです。もしかしたら、年齢を重ねることがアドバンテージになる時代へとどんどんなっていくのかもしれないと。