そこまで伝えても変わらない人には……

こっちがこれだけ悩んでいるのに、相手はそんなに重要な話だとはまったく思っていなかった、なんてことは多々あります。そして、そこまで伝えても変わらない人だって、もちろんいます。

話し合いをして、その場では「わかった、気をつけるよ」と言っても、結局相手は納得していなくて何も変わらない、ということもあります。その場を早く終わらせるために受け入れたふりをする、そんな人はいっぱいいますからね。

また、話し合うほうがストレスになると感じるなら、自分の心を守るために放っておくという手もあります。つまり、そんな相手をあきらめ、受け入れちゃうということです。若い頃はこの人に変わってもらおうといろいろ試してみたけれど結局ダメであきらめた、そんなことを笑って言えるベテラン夫婦も一つの形なのかもしれません。

結局は自分がどこまで許容できるか、どこまで追及するか、です。

まとめ

自分のイライラを整理して、「私はこう思っている」と相手に伝えましょう。それでも変わらない人間もいます

※本稿は、『嫌な気持ちにメンタルをやられない 不機嫌を飼いならそう』(主婦の友社)の一部を再編集したものです。

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嫌な気持ちにメンタルをやられない 不機嫌を飼いならそう』(著:藤野智哉/主婦の友社)

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