こむら返りの問題を、「たかが」で済ませない

まず、私たちの脳内では、眠っている間に「アミロイドβ」という特殊なたんぱく質が血液中に排出されています。通称は、「脳のごみ」。

この物質は、脳にたまると、健康な神経細胞にまとわりついて悪さをし、アルツハイマー型認知症の発症リスクを高めることが明らかになっています。(※出典:理化学研究所)

ただし、アミロイドβは健康な人の脳にも存在する物質で、通常であれば短期間で分解・排泄されていきます。

ところが、睡眠の質が低下すると、じゅうぶんに処理されずに、脳にたまってしまうのです。

あなたが抱えているこむら返りの問題を、「たかが」で済ませるわけにはいきません。

健康を害し、長期的には脳の機能にも影響を及ぼす可能性があるこの厄介な痛みから、多くの人を解放したい──。

そんな願いを込めて、私は「こむら返りリセット法」を考えました。

片足30秒のシンプルなメソッドながら、その効果は絶大で、こむら返りの改善や予防だけにとどまりません。

血流の悪さに起因する、さまざまな症状にも効果があります。

 

※本稿は『足の名医がついにたどりついた こむら返りと手足のつりリセット法』(アスコム)の一部を再編集したものです。

 

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足の名医がついにたどりついた こむら返りと手足のつりリセット法』(著:北城雅照/アスコム)

夜中にふくらはぎがつって目が覚める。歩いていると突然ピキッと痛みが走る。
運動中や入浴後、何の前触れもなく起きるあの激痛…。

その正体は「筋肉のセンサーの誤作動」だった!

「こむら返りは、血流の悪化とセンサー異常が原因」ポイントは「腱」を刺激し、誤作動を引き起こす血流の悪化を回復させること。

本書で紹介する「こむら返りリセット法」は、数多くの足の悩みに向き合ってきた「足の名医」がついにたどり着いた、こむら返りを防ぐ最強メソッドです。