イラスト:小林マキ
なかなか寝付けない、すぐに目が覚めてしまう、熟睡感がないなど、年齢を重ねるにつれて睡眠にまつわる悩みは増えるもの。眠りに対する思い込みが原因となっていることが多いといいます。上手な対策法を探りました(イラスト/小林マキ 取材・文・構成/葛西由恵《インパクト》 デザイン/米山和子《プッシュ》)

よくある睡眠の悩みQ&A

Q)夜、何度もトイレに起きてしまい、眠れなくなります

A)トイレに行くことにこだわらないで

頻尿は、高齢になるほど多くなる悩みです。

「強烈な尿意ではなく、軽い尿意で目が覚めてしまいます。そこでトイレに行くと、歩いたり照明を浴びたりする刺激で眠気が覚めてしまう。その後なかなか寝付けない、あるいは眠りが浅くなってしまうのです。軽い尿意なら、《トイレに行かなくては》という固定観念に縛られず、そのまま寝てしまうのもひとつの手です。また、夜間頻尿は薬で改善することもできます」

 

イラスト:小林マキ