キュウリのぬか漬け(写真提供:ダイアモンドユカイさん)

日々、ぬか漬けの研究に励む

俺はね、もともとオタク気質なんです(笑)。自炊しているうちに、どんな献立にしたら栄養バランスがよくなるだろうかとあれこれ考えるのも、面白くなってきてね。最終的に、和食がベストだと気づいたんだ。

この考えに行き着いたのは、俺が仕事で帰りが遅くなったとき、妻の母であるおばあちゃんが作り置きしてくれた「しもつかれ」という料理がきっかけだった。

鮭の頭が丸ごと入っていて、野菜もたくさん。そこに酒粕を入れてグツグツ煮込み、最後に冷蔵庫で冷やして食べる。これはおばあちゃんが生まれ育った栃木のソウルフードで、めちゃくちゃ美味しいうえに、栄養価もバッチリなんだ。

昔ながらの日本の食卓は、納豆、味噌汁、ぬか漬けなど、体の調子を整えるために欠かせない発酵食品のオンパレード。豆腐や焼き魚も、胃に負担がかからない良質のタンパク質をしっかり摂れる。和食に勝るものはないと確信して、最近は納豆などの発酵食品や、豆腐を中心にした食生活。