冬の体調不良の原因は…
猛暑の名残と急激な冷え込みで「秋がなかった」と言われている2025年。「最高気温と最低気温の差」「前日との気温差」「室内外の気温差」の3つの寒暖差《トリプル寒暖差》のせいで、自律神経のバランスが乱れ、身体の不調を感じている人も多いのではないだろうか。
例えば、東京都心では今年の秋に最高気温25.9℃を記録した4日後に、15.4℃まで低下。わずか数日で10℃以上の寒暖差が生じていたのだ。
記録的な猛暑と長引く残暑、そして一気に訪れた冷え込み。塩水港精糖(株)が行った『冬のおなかの悩みと健康意識調査』によると、約8割の人が「例年より寒暖差を感じる」と答えている。
さらに同調査では、約6割が「冬になると腸の調子が悪化する」と回答。
●腸の調子の悪化について(画像提供:塩水港精糖)
腸の不調は「冷え」が原因と思われがちだが、実は「冬の水分不足」も見逃せない要因となっているという。
●1日に摂取する水分量(画像提供:塩水港精糖)
実際、同調査によると冬の季節(12~2月)に摂取した1日の水分量は「1.5L以下」と答えた人が約7割を占め、厚生労働省が『健康のために水を飲もう講座』で推奨している1日の水分摂取量(1.2L以上)を十分に摂れていると言える人は約3割程度。