選択の重要性

私が2019年にアメリカに滞在した折、息子は現地の小学校に通いました。

担任の先生と面談した際に一番驚いたのは、「あなたの息子さんは良い友達を選んでいる」という言葉でした。

『日本人の幸せ-ウェルビーイングの国際比較』(著:内田由紀子/中央公論新社)

日本の小学校では「みんなと分け隔てなく仲良くする」ことが推奨されていました。しかしアメリカでは先生が自ら「選択の重要性」と同時に、選び方、選球眼のようなものについてもコメントしたのです。

その事実に驚くと同時に、やはり人間関係は主体的に構築されるものだという信念が根付いているのだな、と納得させられました。