ステップ(2)仕事を断る際の最低限のマナーを守る

若いビジネスパーソンにとって、上司から与えられた仕事を断るというのは、気が重い作業であり、「自分の評価を落とすことになるのでは……」と不安になるかもしれませんが、仕事を断る際には、最低限のマナーを守る必要があります。

それさえ守っていれば、仕事を断ったことで、人間関係が悪くなったり、気まずくなる心配がなくなります。

仕事を断る際の最低限のマナーには、次のようなものがあります。

《最低限のマナー(1)》

「理由」を明確に説明する

上司からの仕事を断る際には、言い訳や甘えと受け取られないために、明確な理由を説明する必要があります。

「私の能力やスキルでは、迷惑をかけるかもしれません」、「正直にいって不得意な分野です」、「私の体力では難しいように思います」など、仕事を引き受けられない理由を具体的に説明することで、自分の怠慢が理由ではないことを上司に伝えて、理解してもらうことが大切です。

《最低限のマナー(2)》

「申し訳ない」気持ちと「感謝」の意を伝える

「せっかくお声をかけていただいたのに、誠に申し訳ないのですが」などの言葉で、上司の依頼に対して残念な気持ちや感謝の意を伝えておく必要があります。

「やってみたいとは思うのですが」と自分が興味を示していることを伝えて、「大変光栄なのですが」と上司の依頼を喜んでいる言葉を添えておけば、関係悪化を心配する必要がほぼなくなります。

《最低限のマナー(3)》

「迅速」で「丁寧」な対応を心がける

仕事を引き受けられない場合には、できるだけ早く自分の考えを上司に伝えることが重要です。

いつまでも悩んで態度を保留したのでは、スケジュールを混乱させて、無用なトラブルを引き起こすことになります。

こうした最低限のマナーを守ることによって、「自分のワガママや身勝手で仕事を断っているのではない」と理解してもらうことが大切です。

上司から、「それでもいいからやってくれ」と言われたら、「仕事が上手くいかない可能性もあります」と伝えて、上司の言質を取っておけば、後々のトラブルを回避することができます。

当然のことながら、あまりにも頻繁に仕事を断り続けると、上司の信頼を損なうことになります。

あくまでも、「最低限、この仕事だけは避けたい」と考える場合に限ることが大事なポイントです。