現代の60代は《人生でいちばん自由な選択ができる黄金期》だと作家の有川真由美さんはいいます。しかし一方で、60代はなにかと家族や親せきから、あてにされる時期でもあり、まわりに振り回されて、「あっという間に70代」ということにもなりかねません。60代でさらに花開く人と、そうでない人の違いはどこにあるのでしょうか?有川さんの著書『60歳から、うまくやっている人がしていること』より、軽やかに生きる人たちの素敵な習慣を紹介します。
先のことが不安?
先のことは先の自分が解決。60歳からは1年単位で生きましょう
私がかつて「遊ぶように生きたい」と言ったとき、「遊ぶように生きられるのは、金持ちだけで、貧乏人はそうはいかない」とツッコまれたことがありました。
果たしてそうでしょうか?
まわりの60代を見ると、お金にそれほど余裕のなさそうな人でも、野菜やお米を作って配ったり、わいわい集まってお酒を飲んだり、DIYで家をリノベーションしたり、ボランティアに出かけたり……と、好きなことをやって楽しそうに生きている人が多いのです。
「お金がないと遊べない」というのは、想像力の欠如。むしろ、貯金がたんとあるのに不安なために働いてばかりで、時間の余裕もなく、ストレスと疲労で毎日を楽しめない60代もいます。
不安に取り込まれないためには、お金のあるなしよりも、単純に「なんとかなる」と思えるかどうかが大事。これは自信というより、「慣れ」や環境の問題でしょう。
そのためにもギャップイヤーで組織に属さないで生活することには意味があります。
固定収入がないと、自然に慎ましく暮らすので「月**万円あれば、なんとか生きられるものだ」と見えてくる。
すると、「週3日だけ働こうかな」「せっかくだから、前から興味があった料理関係の仕事をしてみよう」などと、自分の裁量で決められ、見通しも立ちやすくなるのです。