砂糖たっぷりの飲料水は要注意!

水分補給が目的の飲み物でできれば避けたいのが、ジュースや清涼飲料水、スポーツドリンク、コーラといった糖分が含まれている飲料です。

夏になると、熱中症にならないようにとスポーツドリンクを飲んでいる人をよく見ますが、スポーツドリンクにはあなたが想像する以上に糖分が含まれています。

角砂糖1個を約3gとして計算すると、一般的に知られる500mlペットボトルのスポーツドリンクに含まれる角砂糖は、約8~10個。コーヒーを飲むときに角砂糖を2個入れるなどのレベルではありません。ちなみに、コーラは約19個です。

砂糖入りの飲み物は、吸収が早いため血糖値が一気に上がります。

これは血管にとって大きなストレスであり、糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞などのリスクを押し上げます。

しかも液体のカロリーは満腹感を与えにくいため、「飲んだ分を食べた」と体が認識できず、気づかないうちに余分なカロリーを摂取してしまいます。

水分補給のつもりが、実際には病気のリスクを積み重ねているというのが現実です。

清涼飲料水も、言葉からは健康なイメージを受けますが、糖分が含まれています。「**の味」「**風味」といったフレーバー付きの水も、実は糖分がかなり入っているので油断してはいけません。

熱中症対策として知られる経口補水液にも、スポーツドリンクと比べると少なめですが糖分が含まれています。たくさん汗をかいたときにはいいですが、喉が渇いたからといって、飲みすぎには注意です。

また、糖質ゼロをうたう「ゼロ飲料」は、たしかに砂糖が入っている飲み物よりは健康的といえますが、代わりに含まれている人工甘味料の健康への影響ははっきりとわかっていません。

水分を補給するなら、やはり、「水」か「麦茶」なのです。

<『世界中の研究結果を調べてわかった!糖尿病改善の最新ルール』より>

※本稿は、『世界中の研究結果を調べてわかった!糖尿病改善の最新ルール』(あさ出版)の一部を再編集したものです。

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