代表的な認知症

実のところ認知症は70種類以上に分類できるのですが、代表的なものとして挙げられるのは「アルツハイマー型認知症」「血管性認知症」「レビー小体型認知症」「前頭側頭型認知症」の四つで、それらの原因や特徴はさまざまです。

中でも、日本における認知症の7割方を占めているのがアルツハイマー型認知症。アルツハイマー型認知症は、アミロイドβというタンパク質が脳に蓄積して神経細胞に損傷を与えることが原因で発症し、およそ20年かけて進行していくことがわかっています。たとえば70代で認知症になった人の場合、50代からアミロイドβの蓄積が始まっていたということ。つまり年を重ねるとともに、まずグレーゾーンの時期を迎え、やがて認知症へと移行するのです。

しかし長い時間をかけて進行する認知症は、急性の病気に比べて対策を講じる時間がある病だと考えることができるでしょう。ここに希望があるのです。

※本稿は、『認知症グレーゾーンは分かれ道』(興陽館)の一部を再編集したものです。

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認知症グレーゾーンは分かれ道』(著:朝田隆/興陽館)

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