私にとって世界を巡るとは……
二拠点生活も海外への旅も、そんな偏った価値観への反発心があったのかもしれません。
実際に海外に出てみると、まさに「生き方はひとつじゃない」と実感します。
ニューヨークに移住して家まで買った日本人夫婦。中国から移住してシドニーでUberのドライバーをする男性。ジョージアで仲間と会社を立ち上げ、事業を展開している日本人。みんなそれぞれの形で“今”を生きていて、「生まれた土地で死ぬまで暮らす」という以外の選択肢があることを教えてくれました。
「日本で二拠点生活するよりも、日本と海外の二拠点もアリかも!」
そんな想像をすると、ワクワクしました。なるべくホテルよりもエアビーを選んだのも、実際に「住んでみた感覚」を得たかったから。けれど、20カ国近く巡ってみても「ここに住んでみたい!」とすぐに実行に移したくなる国は、今のところ見つかっていません。
当然だけど、どの国も長所も短所もそれぞれある。一年中気候が穏やかだけど物価が高い。自然が豊かで暮らしやすいけど文化的魅力が少ない。街と自然がほどよく文化も豊かだけど冬が長くて厳しいなど、一長一短です。
そう考えると、日本も短所はあるけれど、安全性や食べ物のおいしさ、清潔さでは群を抜いています。
私にとって世界を巡るとは、つまり地球規模で自分の価値観と照らし合わせていく「答え合わせ」のような作業でした。
※本稿は、『50代、「心地いい暮らし」は自分でさがす 東京・京都の二拠点生活、海外ひとり旅、憧れの身軽な生き方』(PHP研究所)の一部を再編集したものです。
『50代、「心地いい暮らし」は自分でさがす 東京・京都の二拠点生活、海外ひとり旅、憧れの身軽な生き方』(著:しょ~こ/PHP研究所)
年齢や環境を言い訳にせず、「やってみたい」を、どうにかして「やってみる」。
一歩踏み出せば、必ず「次の一歩」がやってくる――。




