人生からの贈り物
ひとりで暮らすということは、孤独を選ぶことだけではないと思います。
自分らしく生きる自由を、静かに引き受けること。
寂しさも、楽しさも、そのまま抱えながら、今日を生きることなんです。
そうやって生きていけるようになったのは、長く生きてきたわたしたちへの、人生からの贈り物なのかもしれないんですね。
だから今日も、描きかけの絵は、そのままにしておきます。
途中のアイデアも、引き出しの奥にしまったまま。
まだ、描き終わっていないし、まだ決めなくていいし、
人生は、最後まで未完成なんだから、そう思って暮らしています。
※本稿は、『最後までひとり暮らし』(明日香出版社)の一部を再編集したものです。
『最後までひとり暮らし』(著:田村セツコ/明日香出版社)
88歳、現役イラストレーター、田村セツコさんのひとり暮らしを楽しむ習慣!
88歳、いまもひとり暮らしを元気に楽しんでいる田村セツコさんの料理、食べ物、体の動かし方、何気ない口癖まで、80代、高齢のひとり暮らしをもっと楽しむための習慣が満載の一冊。





