「玉ねぎ氷」で血糖値が…
玉ねぎを切ると、鼻にツーンとくる刺激を感じて涙がポロポロと出ます。これはイオウ化合物のイソアリインによるもの。イソアリインは調理中にはやっかいな成分ですが、(1)血糖値を下げる。(2)血液を固まりにくくして血栓をできにくくする。(3)血中脂質を減らして、コレステロール値を下げる。(4)胃の消化液の分泌を助ける。(5)ビタミンB1の吸収を高めて新陳代謝をよくする。(6)疲労回復。(7)イライラを鎮める。(8)抗菌作用。(9)アレルギーを抑えるなど、さまざまな効果を発揮します。それを毎日無理なく摂取できるようにと考えたのが「たまねぎ氷(R)」でした。
電子レンジで加熱した玉ねぎを、ミキサー(またはフードプロセッサー)でとろとろにし、製氷皿に小分けして凍らせます。この「たまねぎ氷(R)」を一日2個(50g)、みそ汁、ごはん、カレー、玉子焼き、ヨーグルト、紅茶などいつものおかずやデザート、ドリンクに加えて糖尿病の知人に食べたり飲んだりしてもらいました。その結果、300(mg/dL)を超えていた血糖値が、1カ月後には空腹時血糖値で100(mg/dL)を切ったのです。
特許庁に申請し、出版もしたいと考えましたが、たった1人のデータでは発表できません。そこで、糖尿病外来のあるクリニックの患者さん10名に試してもらいました。4週間摂ってもらうと約9割の方の血糖値が下がり、感謝の声が上がりました。薬と違って玉ねぎは食べすぎても問題は起こりません。
※本稿は、『84歳。食べて、歩いて、カッコよく生きる。』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。
『84歳。食べて、歩いて、カッコよく生きる。』(著:村上祥子/プレジデント社)
84歳、ひとり暮らし。料理研究家人生60年。
ムラカミ流の生き方と、ひとりでも栄養がしっかりとれる簡単ごはんレシピ集。





