いまこそ貯めたお金を、自分のためにとことん使う
もっとも、多くの高齢者が心配するのは、お金の問題でしょう。老後に足りなくなったらどうしよう、と不安になり、食事や楽しみを我慢して貯金に励む人も少なくありません。
しかし、考えてみてください。貯めたお金を将来必ず使い切れる保証など、どこにあるでしょうか。
いま、60代の平均貯蓄額は1800万円強といわれています。また、日本全体の個人金融資産約2200兆円のうち、65歳以上が6割を保有しているとのことです。しかも多くの人が、お金を使い切らないまま亡くなっています。
体が動かなくなり、介護施設に入れば、お金を使う機会はさらに限られます。
しかも遺産が原因で、子どもたちが争い合う例も珍しくありません。せっかく残したお金が、“争続”の種になることもあるのです。
だからこそ、使えるときに使う。いまを楽しむことにお金を使う。そのほうが幸福感は確実に高まります。