プロテイン
筋肉量を保つため、あるいは増強するためのプロテイン(蛋白質)は、いろいろな種類の製品が出まわっている。ボディビルダーたちもプロテインを食べてすごい筋肉をつけているので、効果はもちろんあるに違いない。
ボディビルダーたちの寿命はどうだろうか? 短命だという結果と逆に長命だという結果が報告されている。ボディビルダーたちは、プロテイン以外に男性ホルモンなど、副作用がありうる薬も飲んでいることが多く、それが若年における急死につながる可能性がある。一方、無理なく、できるだけ生理的に筋肉をつけて健康管理がしっかりできていれば、少なくとも平均寿命が短いということはなさそうだ。
プロテインは、吸収されやすさやカロリーなど、さまざまな差があるとしても、結局は消化されてアミノ酸になって吸収される。アミノ酸サプリメントでも同様の、あるいはBCAAなら同等以上の効果が得られるだろう。
普段の食事で蛋白質をたくさんとるように意識することは、特に高齢者では大事だ。
朝食の時などに、たとえば魚肉ソーセージや竹輪など、蛋白質性のものを少し余分に食べるようにするとよい。成人女性の蛋白質の1日推奨摂取量は50グラム以上、成人男性のそれは60グラムである。魚肉ソーセージや竹輪には、大きさにもよるが、1本4〜15グラムくらい含有されているので、十分蛋白質補充になるだろう。
※本稿は、『東大名誉教授が教える 死なない生き方 科学でひもとくアンチエイジングと健康寿命』(日経BP 日本経済新聞出版)の一部を再編集したものです。
『東大名誉教授が教える 死なない生き方 科学でひもとくアンチエイジングと健康寿命』(著:北村俊雄/日経BP 日本経済新聞出版)
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