膝の痛みから脱ちゃぶ台
一昨年、私、右の膝がやたら痛くなりました。歩くのが辛くなっちゃったので、整形外科の先生に診てもらって……そうしたら。まず、生活習慣を聞かれて、「仕事は座ってやっています、いえ、椅子じゃなくて座布団の上に正座して」って言った瞬間、「正座はやめてください」って言われてしまいました。その先生曰く、正座は膝に悪いんだそうで……。
そんなことはないだろう! その時、私が思ったのは、この言葉に尽きます。だって、正座って、背筋がほんとに伸びて、気持ちいいもん。あれが体に悪いなら、過去の日本人はどうなるんだ! 日本人なら正座だろ! そしたら、先生。
「過去の日本人はそんなに長生きしていませんでした。人生が六十年くらいならいいんですが、人生が八十年、百年になるのなら、正座はやめた方がいいです」
むうって思ったのですが、患者の立場では文句を言う訳にもいかず。いただいた湿布で結構膝の状態がよくなったので、何となくこの整形外科には行かなくなったのですが……確かにこの頃から、正座をするのが辛くなってきました。妙に膝が痛いんです。旦那が、床に直接座るの辛いって、こういうこと、か。
そして、時間がたって、去年。また、膝が痛くなって、違う整形外科に行ったのですね。今度は膝に水が溜まっているって言われて、なんかぶっとい注射針で水を抜かれて、抜かれた水(薄黄色だった……)がそれなりに量があったので……ちゃぶ台で仕事をすること、全部諦めて、仕事はダイニングテーブルで椅子に座ってやることにしました。
……これ……思い返すだに、旦那に申し訳ないです。
旦那が、「床に直接座るのが辛い」って言い出した時、そもそも旦那も大好きで大事にしていたうちのおじいちゃんの足つき碁盤で碁を打たなくなった時、私、もうちょっとその意味を考えるべきだった。
ごめんね、旦那。
ダイニングテーブル。椅子に座る世界。
これ、やってみたら、膝が痛くなった後の私にはほんとに楽で(今では、ちゃぶ台前にして正座が、ほぼできなくなっているわ、私)……しかも、かなりのぬいさんが、結構TVを見ることができるようになっている。その上、旦那が定年になったので、今では我が家のTV、旦那が出かけている時以外は、ほぼ、つけっぱなしだ。TVがついているのは食事時だけっていう規制がない。
かくてこうして。
我が家は、結構、ぬいさんがTVを楽しめる家になったのでした。

