(写真提供:Photo AC)
「外出先などで、階段や段差を避けるようになった」「気がつくと、すり足やちょこちょこ歩きになっている」という方もいるのではないでしょうか?「それは、『歩く力』が低下してきたという、体からの重要なサインです」と語るのは、リハビリテーション科医である安保雅博さんです。そこで今回は安保さんの著書『歩幅を見れば、寿命がわかる 「死ぬまで歩ける体」のつくり方』より一部を抜粋してお届けします。

老いは「肩」から始まる

突然ですが、ひとつ質問です。

20代の頃と70代では、筋肉の量はどれくらい減っていると思いますか?

厚生労働省の健康情報サイト「e−ヘルスネット」によると、全身の骨格筋量は、20代を100とした場合、70代では70まで低下します。

つまり、約3割の筋肉が失われているのです。

筋肉は、年齢とともにまんべんなく減るわけではありません。

特に減りやすいのは、「歩く」「立つ」「姿勢を保つ」ための筋肉です。

<『歩幅を見れば、寿命がわかる 「死ぬまで歩ける体」のつくり方』より>

これは、特別な病気がある人の話ではありません。ごく普通に年を重ねただけで誰にでも起こる変化です。

<『歩幅を見れば、寿命がわかる 「死ぬまで歩ける体」のつくり方』より>