「名前」は単なる記号

だからこそ、あなたの雰囲気や表情、やりとり、会話の中に、あなた=娘を感じとったのでしょう。そして別の日には、あたり前のようにあなたの名前を呼ぶこともあるでしょう。

認知症になっても、あなたの顔も思い出も、お母さんの記憶のどこかにはちゃんと残っているのです。

「名前」は単なる記号です。

ただ、記憶の回路がつながりにくくなっているだけ。

認知症になっても、あなたの「笑顔」も「話し方」も「思い出」も、脳の中にはちゃんと残っています。

※本稿は、『認知症になって幸せな人、不幸せな人』(PHP研究所)の一部を再編集したものです。

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