つまずいたときこそ力が出る
事務所とのトラブルで、ママ(脚本家・橋田壽賀子さん)には「自分のことを管理してこなかった、あんたのせいでもあるのよ」なんて言われたの。確かにね、ちょっとおかしいなと思ったことはあったわよ。
けど、その前にママは「あんたの良いところの一つは、社長を信じてずーっと同じ事務所に所属してるとこよ」って言ってたんだから、「あんたのせいでもあるのよ!」って言い返したわよ。
「破産したら?」と言う人もいた。ふざけんじゃないわよね。泉ピン子が破産なんか出来るかってね。
そういうときって力が出るのよ。ちょうど新しい番組の出演依頼も来て、毎月500万ぐらいはそっちのお金で何とか返済していった。そういうときのツキは、私持っているのかもしれない。タワーマンションに住みながら、その500万円を返してたんだから、あの頃の私、今思うとすごい馬力よね。
夫はこの件については一切口を出さなかった。出したら「じゃ、あんた返してくれんの?」ってなるでしょう。だけどこれも自分で蒔いた種だからね。夫とは財布を別にしてるから、全部自分でまかなった。
しかし、キャバレーを回ってたころから一緒に働いてた人に、あんなふうに裏切られるとは思ってもみなかったわ。