凶宅を福に転じる
けれど家土地との向き合い方によっては、凶を吉に、凶宅を、言わば「福宅」(というのは私の造語だが)に変えることができるとしたら……。
実は、凶宅を私が面白く感じるのは、凶宅で不幸に遭う人がいる一方、凶宅と呼ばれる家に住むことによって、むしろ大きく運の開けた人がいることなのである。
つまりは凶宅を福に転じる人たちがいる。
その違いは一体どこにあるのか……を考えることは、孤独死や空き家率の増加で、今後ますます事故物件に遭遇する確率の高い世界に住むことになる我々にとって、一条の光を見いだすことに重なるはずだ。
※本稿は、『事故物件の日本史』(祥伝社)の一部を再編集したものです。
『事故物件の日本史』(著:大塚ひかり/祥伝社)
事故物件で不幸に遭う人がいる一方、大きく運が開ける人もいるのだ。
はたして、その違いはどこにあるのか。
古代から現代までの事例を紹介しながら、事故物件に秘められた未来へのメッセージを読み解く。




