筋膜をゆるめて柔軟性をアップ
筋肉の柔軟性を阻害しているのは、筋肉そのものだけではないようです。関節や腱や皮膚なども関わります。なかでも柔軟性に大きな影響を与えるのは、筋膜です。
筋膜とは、文字通り、筋肉を包んでいる膜。筋膜を通して、全身の筋肉は互いに連携しています。とくに腰を覆っている胸腰筋膜は、お尻の大臀筋、お腹の腹筋群、背中の広背筋といった筋肉と連携しており、ここが硬くなると腰痛の一因となります。
筋肉や筋膜を高速振動でゆるめる「マッサージガン」や、筋膜をゆるめる「筋膜リリース」というメソッドもありますが、わざわざマッサージガンを買ったり、筋膜リリースをしたりしなくても、静的ストレッチだけでも筋膜をゆるめて筋肉の柔軟性を上げることができます。
はじめに気をつけたいのは、静的ストレッチを1セットで終わらせないこと。
1部位を20秒ほど静的ストレッチで伸ばしてから、ひと息入れてもう1回同じポーズを取ってみると、1回目よりも明らかに体が柔らかくなっています。
これは最初のストレッチで筋膜の抵抗がオフになっているから。同様に、2回目よりも3回目の方が伸びやすくなります。そこで私は、1部位20秒程度のストレッチを2~3セット行うことを提案しています。