思考が自分の中で煮詰まってしまう

人と話さない期間が続くと、考えごとはすべて、自分の頭の中だけで処理されるようになります。

ここで何が起きるのか。

『めんどくさいは、あっていい。「めんどくさい」を活かす究極の方法』(著:ゆうきゆう/清流出版)

・反論されない

・別の見方が入らない

・軽く笑い飛ばされることもない

このような状態が続きます。

つまり、自分の考えが一度も外に出ないまま、何度も頭の中を回り続けるのです。

最初は小さな引っかかり程度だったことが、

「あれも問題かもしれない」

「これも良くなかったのでは」

と、少しずつ膨らんでいきます。

誰かと話していれば、

「それ、そんなに気にすること?」

「まあ、よくあるよね」

「考えすぎだよ」

と軽く返されて終わるような悩みも、一人で抱えていると、やたらと重く感じられてしまいます。

他人との会話は、「感情の換気」に近い役割を持っているといえます。

誰かに話すことで、

・言葉にした瞬間に整理される

・自分でも「そこまででもなかったな」と気づく

・他人の反応で、重さが調整される

このように、良くない考えや感情は排出され、清潔で新鮮な意見や考え方が入ってくるようになります。

逆にいえば、話さない状態というのは、換気扇を止めた部屋で、ずっと同じ空気を吸い続けている状態です。空気が悪くなっていること自体には、すぐには気づきません。でも、気づいたときには、

「なんか息苦しい」

「頭が重い」

「考えが堂々巡りしている」

という感覚が強くなっています。