思考が自分の中で煮詰まってしまう
人と話さない期間が続くと、考えごとはすべて、自分の頭の中だけで処理されるようになります。
ここで何が起きるのか。
・反論されない
・別の見方が入らない
・軽く笑い飛ばされることもない
このような状態が続きます。
つまり、自分の考えが一度も外に出ないまま、何度も頭の中を回り続けるのです。
最初は小さな引っかかり程度だったことが、
「あれも問題かもしれない」
「これも良くなかったのでは」
と、少しずつ膨らんでいきます。
誰かと話していれば、
「それ、そんなに気にすること?」
「まあ、よくあるよね」
「考えすぎだよ」
と軽く返されて終わるような悩みも、一人で抱えていると、やたらと重く感じられてしまいます。
他人との会話は、「感情の換気」に近い役割を持っているといえます。
誰かに話すことで、
・言葉にした瞬間に整理される
・自分でも「そこまででもなかったな」と気づく
・他人の反応で、重さが調整される
このように、良くない考えや感情は排出され、清潔で新鮮な意見や考え方が入ってくるようになります。
逆にいえば、話さない状態というのは、換気扇を止めた部屋で、ずっと同じ空気を吸い続けている状態です。空気が悪くなっていること自体には、すぐには気づきません。でも、気づいたときには、
「なんか息苦しい」
「頭が重い」
「考えが堂々巡りしている」
という感覚が強くなっています。
