(『豊臣兄弟!』/(c)NHK)

天下人・豊臣秀吉…ではなく、その弟・秀長が主人公!これまでになかった視点からダイナミックに描く大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK総合、日曜午後8時ほか)。兄を支え続けた“もう一人の豊臣”にスポットが当たることで映し出される新たな戦国の世界が話題です。そこで歴史家で作家・評論家の濱田浩一郎さんに、ドラマをもっと楽しむための”ツボ”を解説していただきました。

「本能寺の変」、そのとき豊臣兄弟は備中にいた

大河ドラマ「豊臣兄弟!」第28回は「急げ!秀吉」。

羽柴秀吉によるいわゆる「中国大返し」が描かれました。

天正10年(1582)6月2日の早朝、織田信長が宿泊する京都本能寺は重臣・明智光秀の軍勢により攻囲。

光秀の謀反により、信長は自害して果てます。

その頃、秀吉・秀長兄弟は毛利方の備中高松城(城将は清水宗治)を水攻めにより攻囲していました。