生活動作を少しだけアクティブに

といっても、足腰を鍛えるために毎日何キロもウォーキングしたり、息を切らしてジョギングしたりする必要はありません。下半身の筋力をキープするためなら、日常の動作の「ついで」や「ながら」の運動で十分。

例えば、椅子に座ってテレビを見ながら足踏みをしたり、トイレに立つときや食事の際、「椅子から立ち上がるついで」に、お尻を浮かせてゆっくり座る「ちょこっとスクワット」を数回だけ行うなどなど。この程度の「ついで」の動きだけでも、太ももやお尻の大きな筋肉は十分に刺激されます。

「そんなちょこっとした運動で本当に効果が出るの?」と思うかもしれません。しかし、実は私たちが1日に消費するエネルギーのうち、わざわざ行う「運動」が占める割合は、ほんのわずか(0〜5%程度)に過ぎません。一方で、通勤で歩く、階段を上る、家事をする、デスクワーク中に姿勢を保つ、といった「日常生活の動き」は、1日の消費エネルギーの約30%を占めると言われています。

つまり、週に1回、必死の思いでジムに通って運動(5%の部分)を頑張るよりも、毎日の生活動作(30%の部分)を少しだけアクティブにする方が、トータルの消費カロリーは圧倒的に多くなるのです。