(写真提供:越乃さん 以下すべて)  
100年を超える歴史を持ちながら常に進化し続ける「タカラヅカ」。そのなかで各組の生徒たちをまとめ、引っ張っていく存在が「組長」。史上最年少で月組の組長を務めた越乃リュウさんが、宝塚時代の思い出や学び、日常を綴ります。第131回は「ワンバウンドの先に知らない世界」です

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ワンバウンドの先に知らない世界

地元の野球チーム「オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ」(以下オイシックス新潟)の始球式をさせていただきました。
始球式をさせていただくのは、今回で3度目です。
3度目ともなれば、さすがに少しは慣れているでしょう。
……と思いたいところですが、結果から申し上げますと、今回もワンバウンドでした。
「三度目の正直」とはなりませんでした。
私の始球式に関しては、「二度あることは三度ある」です。

最初の始球式は、2022年でした。
打者は栗山英樹さん。
捕手は、当時オイシックス新潟の監督だった橋上秀樹さん(現・読売ジャイアンツ監督代行)。
そして球審は、ギャオス内藤さん。
何とも豪華な顔ぶれです。

そのうえ、直前までギャオスさんに投球をご指導いただきました。
球技など、まるっきりしたことがないド素人の私が、人生で初めてボールを投げます。
せっかく教えていただいたのだから、フォームだけはきれいに。
何事も形から入ります。

そして投げました。
…ワンバウンド。
初めてにしては上出来です。
フォームだけはきれいなワンバウンド。
本望です。
私の人生初の始球式は、そこで華々しく幕を開けました。